ラッキー ありがとう

　　我家の老犬ラッキー

きのう天寿を全うしてたびだちました。
この数日の暑さを懸命に頑張っていました。
この1年散歩も出来ないほど弱り、庭に大きく
柵をして少しでも歩けるように放し飼いにしました。
吼えすぎて何度も発作を繰り返しましたが、
まあ元気だったのに・・夏に入り動けなくなったのです。

迷い込んできたのは13年前のことでした。私は犬は
苦手なので飼うつもりは毛頭有りませんでした。
けれどとても人懐っこくて、子供たちが牛乳やえさを
与えたのでそのまま居ついてしまい、自分たちが世話を
するとの約束で家族の仲間入りをしたのでした。
ポインターの混ざった雑種で　お世辞にも可愛いとは
言えませんが，愛嬌もので獣医さんのお話では
2歳ぐらいとのことでした。いつの間にか世話は私の
役目になっていましたが　それまでにどんな経験が
あったのか　水と車を極端に怖がり
病院に連れて行くときは二人がかりで車に乗せ
大騒動だったことが懐かしく思い出されます。

車に見送った時はこれで良かったんだわ！　あんなに体中で息をして
頑張ったんだから　
ふしぎと涙は出ませんでした。

はげしい雷鳴で明けた今日
庭を見ても、小屋を見ても、なにをしてても
思い出しては涙です。　いまもかきながら・・・
なぜだろう？　わたしやさしい飼い主ではなかったのに

庭をかたずけながら主人が　ラッキー（ありがとうな）って
言ってるんです・・・

ほんとにありがとう。　いろいろに　たくさんに
いっぱい　いっぱい　ありがとう。　　　　　

　　　　大切なかぞくでした。